依頼者 Xさん 30代 男性
相手方 妻 Aさん 30代 女性
Aさんの不貞相手 Yさん 30代 男性
Xさんは、ある日、ふとしたきっかけで妻Yさんの携帯電話を見てみると、特定の男性と頻繁にLINEのやり取りをしており、肉体関係があるかのようなメッセージもありました。
Xさんは、Aさんが不貞行為をしているのではないかと思い、Aさんを問いただしたところ、約2年頃前から、その男性と不貞行為の及んでいることを認めました。
しかしながら、Aさんはその男性の名前までは知らないと言い張り、氏名や住所などの情報はXさんに話しませんでした。
その後、Xさんは、不貞相手のインスタグラムを発見しました。
インスタグラムには、不貞相手が所有する自動車の写真が投稿されており、ナンバープレートが写っていました。もっとも、不貞相手の氏名や住所までは分かりませんでした。
Xさんは不貞相手に慰謝料請求をしたいものの、不貞相手の素性が分からず、どのようにしたらよいかご相談にいらっしゃいました。
慰謝料請求をするためには、不貞相手の氏名と住所が分からなければなりません。
本件では、不貞相手の自動車のナンバープレートが分かっていたことから、このナンバープレートについて弁護士会照会制度を利用し、自動車の登録事項等証明書を取り寄せしました。
取得した登録事項等証明書には、使用者の氏名・住所が記載されており、使用者である不貞相手が、Yさんであることが判明しました。
そこで、Yさんに対して内容証明郵便により慰謝料300万円を請求しました。
AさんとYさんが、いつ、どこで不貞行為に及んでいたのかについて把握していること、また、不貞行為によりXさんとAさんの婚姻関係が破綻し離婚に至ったことを主張し、慰謝料300万円を支払うよう交渉しました。
その結果、YさんはXさんに対して、慰謝料300万円を支払いました。
不貞相手に慰謝料請求をするためには、不貞行為の証拠があることも重要ですが、不貞相手が誰であり、どこに住んでいるのか特定できなければなりません。
どれだけ有力な証拠を持っていたとしても、不貞相手の氏名・住所が分からず、慰謝料請求ができない場合もあります。
本件では、不貞相手の自動車ナンバープレートが分かったため、弁護士会照会制度により、不貞相手を突き止めることができました。その他にも、弁護士会照会制度を利用することにより、携帯電話番号から契約者情報を調べることが可能です。
もっとも、弁護士会照会制度を利用するためには、弁護士に事件を依頼している必要があります。不貞慰謝料請求を検討しているものの、証拠が足りないといった場合には、一度、弁護士に相談してみることをお勧めいたします。
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