裁判所に事情を丁寧に説明し、個人再生手続きを成功させた事例 - 名古屋市金山駅前の弁護士 相続,離婚,交通事故,債務整理専門特化 | 愛知県

裁判所に事情を丁寧に説明し、個人再生手続きを成功させた事例

ご相談者様の状況

依頼者 Mさん 40代 男性
職業:会社員
月収:34万円
家族構成:子ども1人
借金総額:約827万円
借入先:4社

元々生活費やギャンブルで足りない分を補うために、お金を借りていました。所有していた自宅を売って、買い替え特例を受けようとしましたが、自宅を購入する予定がなくなり、税金の負担をする必要がありました。

また、個人事業を始めるための資金、Fxのために借り入れを増やしましたが、儲けが出ませんでした。その後、仕事中のケガの影響で残業ができない部署に異動になり、給料が減り、返済が難しくなってしまったため、弁護士に相談することにしました。

現状

借金の状況

収入 支出
本人の収入 34万円 生活費 125万円
住居費 7万円
教育費 3.5万円
弁護士費用 6万円

翌月へ繰越 5万円
合計 34万円 合計 34万円

解決のご提案

株式や車、予定退職金、解約返戻金がある保険に加入しているなど資産が自己破産で残すことができる自由財産の金額を超えそうでした。また、借入の理由も浪費と思われる部分が多かったです。自己破産も検討しましたが、依頼者様のご希望もあったので、個人再生手続きをとることにしました。

手続の結果と費用

手続の結果

借入先 確定債務額 再生減額後の金額
信販系金融2社 421万円 84万円
流通系金融1社 191万円 38万円
債権回収系会社 276万円 55万円
合計 888万円 177万円

解決のコメント

両親と同居しているため、家計の状況について、、同一家計にするかが、第一問題でした。ひとり息子様の習い事にお金がかかり、返済予定額の積立てが毎月できるかが、第二の問題でした。始めようとした事業やFXについての事情の説明をどのようにするかが、第三問題でした。本件では、これらの問題を解決することで、個人再生をすることができました。

解決のポイント(所感)

両親と同居をしていても、家計を別に管理していれば、別の家計であると考えられますので、資料を基に、裁判所に家計が別であることを説明しました。また、給料が減ったこともあり、当初は賞与に頼ってしまう月もありましたが、支出を見直すことで、毎月の収入から、返済予定額の積立てをすることができるようになりました。

さらに、始めようとした事業やFXについての事情の説明については、可能な限りの資料を集めて、丁寧に説明することで、裁判所に理解をしてもらうことができました。家計の見直しや裁判所に理解をしてもらうための説明をすることが個人再生手続きを成功させるうえで必要となります。

手続きの費用

費用 支払方法
着手金 30万円
個人再生申立費用 2万円
弁護士報酬 20万円
分割払い
一括払い
一括払い