多額の負債の存在を知って相続放棄をした事例。- 名古屋市金山駅前の弁護士 相続,離婚,交通事故,債務整理専門特化 | 愛知県

多額の負債の存在を知って相続放棄をした事例

ご相談者様の状況

相続関係図

  • 相談者:Aさん(妻), Bさん(長男), Cさん(二男), Dさん(三男)
  • 被相続人:Eさん(夫(父))
  • 相続人:Aさん, Bさん, Cさん, Dさん

事案の概要

Dさんの父で被相続人であるEさんの遺産として、母Aさんと二男Cさんが住んでいる自宅と預金がありましたが、Eさんは、役員をしていた会社の連帯保証人になっており、多額の負債がありました。 Dさんは、相続についてどうしたら良いか相談におこしになりました。

解決までの道のり

Eさんの負債は7000万以上と多額であることが分かり、返済を続けるのは困難ということで、たとえ、現在AさんとCさんが住んでいる自宅を手放すことになっても、相続放棄をした方が良いという結論になりました。 Dさん以外の相続人全員が、相続放棄を行うということで、皆様からご依頼を受けました。

裁判所へ相続放棄申述書を提出し、提出後約2週間で相続放棄が受理されました。

所感

不動産等の財産があったとしても、負債の方が高額の場合には、相続放棄をした方が良いことも多くあります。

本件では、7000万円以上の負債があり、財産の金額の方がかなり少なかったため、相続放棄をすることにより、負債を引き継がなくて良くなりました。

解決までに要した期間

1か月